詳しい眼底検査のためには散瞳と呼ばれる瞳を広げる処置が必要でした。
眼の中を調べるため顕微鏡の灯を入れると瞳孔が閉じて検査ができなくなるためです。
散瞳後は3～4時間は瞳孔が閉じないため灯りが眩しく、ピントが合わず、ぼんやり見えるため患者さんにとっては大変不評でありました。
近年、瞳孔を散瞳する事無く超広範囲の眼底撮影が可能なカメラが登場しました。
(オプトス社・超広角走査型レーザー検眼鏡)
症状によっては散瞳が必要な場合もありますが多くの場合、超広角眼底カメラの使用で眼底が即座に確認でき瞳孔の散瞳を必要としないため車で受診される患者さんにも大変負担が無い検査となっております。